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2018年12月28日金曜日

テキスト1冊目、なんとか終了

数日前に2学期が修了。
娘の成績表を見せてもらったけど、先生の予告どおり確かに算数が壊滅的な成績でした。。

算数テコ入れのため、「算数検定10級合格」を目標に取り組んでいるところですが、下記テキストをひと通り終わらせることができました。

娘のことだから三日坊主で投げ出すんじゃないかと危惧していたけれど、僕の指示に従って一応ちゃんと取り組んでくれたようです(苦笑)。


親子ではじめよう 算数検定10級

問題量がちょっと少ないかなぁという印象ですが、子ども目線で見たらちょうど良い分量なのかも。
多いと嫌になっちゃいますしね。

テキストに直接解答を書き込ませたのですが、繰り返し取り組めるように、問題をコピーしたりノートに解答を書かせたりした方が良かったかなぁ。。

まぁ、問題演習を通じて娘の苦手分野を改めて認識することができたので、冬休みの間にドリル等をやらせて補強したいと思います。。

2018年12月27日木曜日

しょっぱい初論文

作成:2018年12月27日
技術士二次試験に向けて、
  • 2019年度の試験改正内容が不安
  • どの技術部門を受験するか
等々、悩みごとが尽きないですが、悩んだままでは何も始まらないので、そろそろ重いお尻を持ち上げたいと思います。

まず手始めに、改正の影響があまり無さそうな選択科目の1つ目に着目しました。
これは選択科目IIに該当するという理解でいいのかな・・・。

【出典】日本技術士会「平成31年度技術士試験の概要について」

論述に慣れることやキーワード抽出のポイントを把握すること等を目的として、過去問(選択科目II-1)に取り組んでみることにしました。

技術部門はとりあえず「電気電子部門(情報通信)」で。。

【出典:平成30年度技術士第二次試験[電気電子部門] 情報通信II-1-1】
LPWA(Low Power Wide Area)技術について、その主な特徴を3つ挙げ、この技術の用途について説明せよ。

うーむ(悩)。
IoTに関連する技術ということはザックリ理解しているが・・・、特徴3つ?
その名称から、電力消費が小さい、広域ネットワークである、の2つの特徴はなんとなく抽出できそうだけれど、あと1つは何だろ??

・・・・・。

ここで思考停止し、筆が進まず断念。
はい。この程度のレベルです(汗)。


気を取り直して、LPWAについて調べたところ、平成29年度および平成30年度の情報通信白書でLPWAについて言及されていることを発見!

「情報通信白書」はキーワード抽出&学習のための重要な情報源になりますね。
学習者にとっては自明の話かもしれないけれど、過去問を通じてそれを実感できたのは良かったです。
情報通信白書、要チェックですね。数百ページありますが(汗)


ちなみに、上記問題の解答ですが・・・。
平成29年度情報通信白書の記載内容を踏まえつつ、作成してみました。
記念すべき(?)初挑戦です!
しょっぱい内容かもしれず、公開するのも恥ずかしいですが。。。

1.LPWA技術の主な3つの特徴
省電力
一般的な電池で数年から数十年にわたる運用が可能
広域
都市や地下の環境等の複数のユースケースをカバーするために、数kmから数十km規模の通信が可能
低速
LPWAの通信速度は数kbpsから数百kbps程度と、携帯電話システムと比較して低速

2.LPWA技術の用途
LPWA技術の用途の1つとしてスマートメーターがある。①省電力性により機器交換等のメンテナンスコストを抑え長期間使用できる。また、②広域性により1つのコンセントレーターに多数のスマートメーターを収容できる。そして、③通信内容は電力の使用状況に限られるため高速な通信帯域は必要ではなく、数kbps程度で十分である。
この他にも物流・資産管理やインフラ監視等、上述した3つの特徴に合致する産業分野において、有益なソリューションとしてLPWA技術を適用することができる。

うーーーーむ(悩)。
文量的にあと100文字程度内容を補強したいところだけど・・・。
演習を重ねることで、もう少し熟れてくるのかな。。。

と言うか、今回は情報通信白書とにらめっこしながら、あーだこーだと書いてみたんですが、試験本番では(当然ですが)自分の知識・経験だけで対応しないといけないんですよね。。

うーん、前途多難過ぎ。

2018年12月21日金曜日

重大事項に気づき路線変更?

技術士二次試験の勉強をスタートするにあたり、技術士のメリットって何だろうと改めて思い立ち、何気なくWikipediaを眺めてました。

「情報工学部門ならではの特典ってやっぱ無いよなぁ(わかっていたことだけど)」
  ↓
「それに比べて電気電子部門は
 建築業法に基づく監理技術者とかになれるんだ〜(へぇー)」
  ↓
「そう言えば、一次試験と二次試験の技術部門って
異なっていても良いんだっけー・・・」
  ↓
「・・・・・・」
  ↓
「・・・」
  ↓
「うおっ?!!」


僕は気づいてしまった。
技術部門を変えればいいのではないか、と。。。

試しに電気電子部門の選択科目を見てみる・・・。

「情報通信」

って科目があるやん!!

「情報」って言葉が被ってるし、これを選択すればなんとかなるかも?(安易)

建設業の「け」の字も知らない僕が将来、監理技術者等になるキャリアを選択することはまず無いだろうけれど、何が起こるかわかりませんし、選択肢が拡がるという意味で大変魅力的です。

…というわけで、二次試験は「電気電子部門」で受験しようと思います

勉強を進めるうちに「やっぱり無理や」と投げ出すかもしれませんが(汗)、電気電子部門(情報通信)に的を絞り、取り組んでいきたいと思います!

…というわけで、二次試験で受験する部門については、「情報工学部門」に加えて「電気電子部門」も候補に入れて検討しようかな、と。
自分の業務経験と照らし合わせながら、どの部門で受験するか見極めていこうと思います。

P.S. (2018年12月23日更新)

目先の特典(?)に目がくらんでしまいましたが、彦Gさんのアドバイスを受けて、現時点で電気電子部門に決め打ちするのではなく、候補の1つとして検討していくこととしました。

それに伴い本記事のタイトル(最後に”?”を付けた)と内容を書き直しました。
彦Gさん、いつもありがとうございます!

2018年12月19日水曜日

技術士第一次試験合格証

技術士第一次試験合格証と成績通知書が届きました。
資格系ブログでは合格証を貼り付けるのが慣習になっているようなので(?)、その流れに乗ってみます。

うーん、合格の実感が湧いてきますね。

ただ、もう少し賞状っぽいデザインだと、もっと嬉しかったんだけどなぁ。
これじゃ、子どもらに自慢しようと見せつけても「ほげ?」って感じです。。


合格証と一緒に同梱されていた成績通知書に記載の「成績及び結果」は、以下のとおりでした。

科目
(配点)
適性科目
(15点)
専門科目
(50点)
基礎科目
(15点)
成績
8点
40点
13点
結果
合格

適性科目、やはりギリギリでした。。
結果として、受験者全員正解のオマケ問題に救われた形となりました。
まぁ、運も実力のうちということで。。

専門科目はまずまずの結果かな。

基礎科目の自己採点は14点だったんだけど、実際の結果は13点。
まさかマークシートの記入ミス?!と思いつつ自分の解答をもう一度見直したところ、自己採点をミスってました(汗)。

2018年12月18日火曜日

[一次適性]予防倫理と志向倫理

作成:2018年12月17日
倫理には2つの側面があります。

予防倫理

1つ目は、やってはいけないこと、守らねばならないことなど、「〜するな」という服務規律(業務を遂行するにあたって労働者が守るべき行為規範)を典型とする倫理を、予防倫理といいます。
予防倫理は、消極的倫理とも呼ばれます。

志向倫理

もう1つは、上とは対義的で、やった方が望ましいこと、あるべき姿など、「〜した方がいことをする」という倫理を、志向倫理といいます。
志向倫理は、積極的倫理とも呼ばれます。


倫理と聞くと、予防倫理の側面をイメージしてしまいがちですが、近年、志向倫理の重要性が指摘されているそうです。
確かに「あれもダメ」「これもダメ」とダメダメのオンパレードだとモチベーション低下しますよね。。

倫理的であるためには、予防倫理と志向倫理の2つの側面を認識し、行動することが求められます。

【参考文献】

2018年12月17日月曜日

技術士 < 算数検定

娘の算数が壊滅的な成績になる見込みらしい。
先日行われた学校の面談で判明した事実。。。

たまに僕に見せてくれるテスト答案はそこそこ良い点数で、

「おぉ、頑張ってるやん! かわいいねぇ(*´∀`*)」

と、親バカ丸出しでしたが、点数が悪い答案は見せずに隠していたということか。。


「ちょっとアンタ! 冬休みの間に娘の算数、なんとかしなさいよ!!
何の役に立つかわからない技術なんとかっていう資格より、娘の成績の方が大事でしょうが!!(怒)」

と、母ちゃんから厳命を受けてしまいました(汗)。

「技術士」の名称、「ぎじゅつ」まで言えたんだから、最後の1文字の「し」も含めてちゃんと覚えてくれよ〜、「なんとか」って言い換える方が大変やんけ〜、というツッコミは置いておくとして、母ちゃんのおっしゃるとおりでございます。。

娘も(兄と同じく)中学受験を考えているので、学校の勉強について行けない今の状況をなんとか打破しないといけない。

そこで、目標設定として、算数検定10級の合格を目指すこととしました。
算数の基礎力アップにつながるだろうし、「検定に合格」という成功体験が今後の糧になるかなぁ、と。

さっそく本屋に行き(行かされ)、本3冊を購入しました。


親子ではじめよう 算数検定10級
→とりあえず、これから始めようかな、と。



実用数学技能検定 文章題入門帳 算数検定10級
→文章題がボロボロなので、これで苦手意識を克服できる・・・か?
→最後の仕上げに

問題は本人のやる気・・・。

「算数検定10級に合格したらお菓子を買ってあげるで

と言ったら、(表面上)目をキラキラさせていたけれど、果たしてどうなることやら。。

2018年12月15日土曜日

[一次基礎/適性]環境保全に関するキーワード

作成:2018年12月15日
二次試験対策を本格的に始めなきゃ…と思いつつ、ついつい一次試験の振り返りに逃げてしまいます。
筆がなかなか動きません(汗)。

カーボン・オフセット
環境省のWebサイトで、以下のように定義されています。
日常生活や経済活動において避けることができないCO2等の温室効果ガスの排出について、まずできるだけ排出量が減るよう削減努力を行い、どうしても排出される温室効果ガスについて、排出量に見合った温室効果ガスの削減活動に投資すること等により、排出される温室効果ガスを埋め合わせるという考え方です。
ちなみに、技術士第一次試験の適性科目で、上と全く同じ文言で出題されてました。
各種キーワードについて、省庁のWebサイトをチェックするのが有効かもしれません。
二次試験に向けたキーワード学習でも応用できる・・・かも?

環境会計
こちらも環境省のWebサイトで、以下のように定義されています。
企業等が、持続可能な発展を目指して、社会との良好な関係を保ちつつ、環境保全への取組を効率的かつ効果的に推進していくことを目的として、事業活動における環境保全のためのコストとその活動により得られた効果を認識し、可能な限り定量的(貨幣単位又は物量単位)に測定し伝達する仕組みです。
【出典:環境省_環境会計
具体的な活動の1つとして、グリーン購入(環境への負荷ができるだけ少ないものを購入すること)があります。

環境監査
企業等が自ら、環境マネジメントシステムの運用状況について確認すること。
公認会計士が監査するわけではありません!(←技術士試験で頻出)

持続可能な開発
「将来の世代の欲求(ニーズ)を満たしつつ、現在の世代の欲求(ニーズ)も満たすような開発」のこと。
「環境と開発に関する世界委員会」が1987年に発行した"Our Common Future"の中心的な考え方として取り上げた概念、だそうです。

生物濃縮
生物が外界から取り込んだ物質を環境中におけるよりも高い濃度に生体内に蓄積する現象のこと。
食物連鎖を経て、上位の捕食者ほど生物体内に物質が濃縮されていくことになります。
濃縮されたものが有害物質である場合、環境問題となり得ます。

ゼロ・エミッション
産業活動により排出される様々な廃棄物・副産物について、他の産業の資源として再活用する等により、社会全体として廃棄物を出さない社会システムを目指す構想。
1994年に国連大学が提唱しました。

ライフサイクルアセスメント
製品やサービスに対する環境影響評価手法。
製品やサービスの各ライフサイクル(製造、販売、使用、廃棄など)における環境負荷を定量的に評価します。

2018年12月14日金曜日

本当の戦いはこれから!

速報のとおり技術士第一次試験に合格することができました

技術士になるための通過点かもしれませんが、合格できたことは素直に嬉しいですね。
この感覚、超久しぶりです。ウフフ…(キモい)


自己採点はしていたものの、マークシートの記入でミスをしていないかめちゃくちゃ不安でした。
と言うのも、基礎科目と専門科目は選択回答で、規定数を超えて解答した場合は「失格」になるんですよね。

「勢いあまって規定数より多く解答していないか」

とか

「消しゴムで消したつもりが薄く残ってて、解答数に余計にカウントされてないか」

とか

「マークした箇所が1問ずつズレてないか」

とかとか。。。

マークシートで選択回答、というのが初めての経験だったので、ずっとモヤモヤしてました。
とりあえずミスは無かったようで、ホッとしています。


さて、試験結果の統計情報を見てみると、平成29年度の全体の対受験者合格率が48.8%だったのに対し、平成30年度は37.8%と、11ポイントも下がっていました。

他部門の専門科目のことはわかりませんが、過去問と今回を比較すると、適性科目の難度が高かった感覚があります。
実際、僕もギリギリ8点(自己採点)でしたし。。。

まぁ、ギリギリでも合格は合格です!
二次試験に向けて気持ちを切り替えていきたいなと思います。
本当の戦いはこれからですね!


そして、父ちゃんの次は息子の番!!

来年1月から2月にかけて、息子がいよいよ中学受験を迎えます
父ちゃんが良い流れ(?)を作ったので、この勢い(??)に乗って志望校に合格できますように。。
(自分よりも息子の行く末の方がドキドキさせられます…)

そして、下の娘にも検定試験を受けさせようと計画中。。

子ども達の話はまた別の機会に。

2018年12月13日木曜日

【速報】技術士第一次試験合格!

本日、技術士第一次試験の合格者が発表され、無事に合格していました!!

日本技術士会で受験番号を確認した後、念のため官報で受験番号と自分の名前が載っていることも確認。

取り急ぎ。。。
詳細はまた後ほど。

2018年12月11日火曜日

[一次適性]安衛法的リスクアセスメント

作成:2018年12月11日

リスクアセスメントとは


事業者自らが職場にある危険性又は有害性を特定し、災害の重篤度や発生確率に基づいて、リスクの大きさを見積もり、受け入れ可否を評価することをリスクアセスメントと言います。

事業者は、職場における労働災害発生の芽を事前に摘み取るために、リスクアセスメントを行い、その結果に基づいて、必要な措置を実施するように努める必要があります。
なお, 化学物質に関しては、平成28年の労働安全衛生法の改正により、リスクアセスメ ントの実施が義務化されました。


リスクアセスメントの実施時期


労働安全衛生法第28条第2項に基づく「危険性又は有害性等の調査等に関する指針」において、次のように規定されています。
  • 建設物を設置し、移転し、変更し、又は解体するとき
  • 設備を新規に採用し、又は変更するとき
  • 原材料を新規に採用し、又は変更するとき
  • 作業方法又は作業手順を新規に採用し、又は変更するとき
  • その他、リスクに変化が生じ、又は生ずるおそれのあるとき


リスク評価の考え方: ALARPの原則


ALARP(あらーぷ)は、”As Low As Reasonably Practicable"の略で、合理的に実行可能な限りリスク低減措置を講じる、という原則です。

リスク低減措置で得られるメリットに対して、当該措置に必要なコストが大きく、両者が極端に釣り合わない場合のみ、ALARP領域(リスク許容領域)に留まることができる、つまり、それ以上のリスク低減措置は不要、という考え方です。


リスク低減措置の優先順位


リスク低減措置は、法令で定められた事項がある場合には、それを必ず実施することを前提として、以下の優先順位で実施します。
  1. 設計や計画の段階における措置
    危険な作業の廃止・変更、危険性や有害性の低い材料への代替、より安全な施行方法への変更など
  2. 工学的対策
    ガード、インターロック、安全装置、局所排気装置など
  3. 管理的対策
    マニュアルの整備、立ち入り禁止措置、教育訓練など
  4. 個人用保護具の使用
ちなみに、この優先順位についても「危険性又は有害性等の調査等に関する指針」に規定されています。

2018年12月10日月曜日

(今更ですが)自己紹介

技術士試験合格に向けて自分の脳みそを整理するとともに、他の受験生の皆さんの参考になればとの思いから本ブログを開設し、2ヶ月ほど経過しました。。

今更感半端ないですが、どんな人間がこのブログを書いているのか気になる方がいらっしゃるどうかわからないけれど、 少し自己紹介させてください。


あらためまして、totoyaといいます。
アラフォーのお兄さん(キモい)です。

最終学歴は大学院修士で、専門は情報系ですが、どちらかと言うと数理寄りでしょうか。

地元の憧れの大学に入学できたものの、大学に合格すること自体が目的化していたせいか、その先の人生の目標を失い、授業内容についていけなくなったクチです(苦笑)。

授業をサボって、情報処理技術者試験の勉強ばっかりやってましたね。。
当時、「情報処理試験の全区分を制覇する!」という目標を掲げていました(若気の至りッスね)。

大学院修了後に上京して十数年。今に至る。。

その間、流れに身を任せるまま(?)結婚。
子ども2人(一太郎二姫)、専業主婦の母ちゃん、そしてヘッポコサラリーマンtotoyaの4人家族で、住宅ローン返済やこれからどんどん増えるであろう教育費にヒィヒィ悲鳴を上げている典型的な核家族かなぁ。

仕事は一貫して研究開発系で、ここ数年は技術から離れてプレゼン資料ばっか作ってる感じ。
いらすとやのイラストを使いまくるのがメイン業務です(苦笑)。

資格取得に関しては、社会人になってからは学生時代のような自由時間が圧倒的に少なくなり、いつの間にか遠ざかっていましたが、過去の記事にも書いたとおり、一念発起して技術士試験への挑戦を決意した次第です。

情報処理試験(だいぶ忘れたけど)や、これまでの研究開発業務で培ったスキル・知見をベースとして、技術士へのクラスチェンジ?を目指します!


「時間がなくても効率的に勉強し、華麗に合格を勝ち取るカッコいい父ちゃん」

を子ども達(&母ちゃん)に見せつけることがモチベーションです(笑)。

よろしくお願いいたします。

2018年12月9日日曜日

[一次専門]クラスアドレス(IPv4)

作成:2018年12月09日
IPv4のクラスアドレスについてです。

遥か昔に情報処理試験を受験していた頃、クラスアドレスを覚えることができなくて、いつも間違っていた気がします。。

技術士一次試験(情報工学)でも出題され、悪夢再び…という感じでした(苦笑)。

というわけで、以下に整理してみます。
各クラスアドレスについて、最初のビットパターン、およびネットワーク部のビット長を覚えておくことがポイントですかね。

クラス名
フォーマット
(緑:ネットワーク部)
備考
クラスA
0
7bit
8bit
8bit
8bit
0.0.0.0 〜 127.255.255.255
クラスB
1
0
6bit
8bit
8bit
8bit
128.0.0.0 〜 191.255.255.255
クラスC
1
1
0
5bit
8bit
8bit
8bit
192.0.0.0 〜 223.255.255.255
クラスD
1
1
1
0
4bit
8bit
8bit
8bit
224.0.0.0 〜 239.255.255.255
マルチキャスト用
クラスE
1
1
1
1
4bit
8bit
8bit
8bit
240.0.0.0 〜 255.255.255.255
予約(実験用途)

表形式で整理するにあたり、超久しぶりにHTMLタグを使用しましたが、学生時代にメモ帳でHTMLコードをチマチマ書いてホームページを作成していた頃を懐かしく思い出します。。。
うーむ、なんだか時の流れを感じるなぁ。
もはやアラフォーだから仕方ないか(>_<)

さて、ノスタルジーに浸ったところで、実際の問題を見てましょう。

【出典:平成30年度技術士第一次試験〔専門科目(情報工学)〕 III-35】

IPアドレスに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
  1. 172.16.255.255はクラスBに属し、ブロードキャストアドレスである。
  2. 220.0.0.0はクラスDに属し、ネットワークアドレスである。
  3. 224.0.0.1はクラスEに属し、ホストアドレスである。
  4. クラスAのビットパターンは最上位2ビットが00である。
  5. クラスCであれば255台のホストにIPアドレスを割当てることができる。
  1. 適切。172.16.255.255はクラスBに属します。クラスBなので、ホスト部は下位16ビットであり、その値は全て1であることから、ブロードキャストアドレスです。
  2. 誤り。クラスDのアドレス範囲は224.0.0.0 〜 です。220.0.0.0はクラスCに属します。ちなみに、ホスト部(下位8ビット)が全て0なので、ネットワークアドレスです。
  3. 誤り。クラスEのアドレス範囲は240.0.0.0 〜 です。224.0.0.1はクラスDに属します
  4. 誤り。クラスAのビットパターンは最上位1ビットが0となります。
  5. 誤り。ネットワークアドレスやブロードキャストアドレスを除外しなければならないので、255台とはなりません。
よっては、解答は 1 となります。

2018年12月5日水曜日

期待の反動。。

先日購入した二次試験対策本。


技術士第二次試験 合格する技術論文の書き方

ひと通り読んでみましたが・・・。
今後の対策方針を考える参考にはなったけれど、全体としては期待はずれな印象でした。
Amazonのレビューは概ね高評価なんですけどね。。

以下、辛口コメントになりますこと、ご了承ください。


まず、参考になった点

論文作成のポイントが理解できました。
問題文(出題者)の意図を汲み取り、それに沿った論文構成とすることが大事だということですね。

そして、実際に論文のコンテンツを書くには知識の強化が必要で、キーワード学習が重要とのこと。

試験本番までに300個以上のキーワード学習が必要らしい。。
うーん、そんな時間もパワーも無いのが率直な感覚なんですけどね。。。
そう言ってる時点でダメなのかも(汗)

とは言え、マークシート方式の試験ではうろ覚えの知識で対応できても、論文作成となると自分の言葉で説明できるようになるべきですよね。
そういう意味でキーワード学習の重要性は理解できたので、300個とまではいかないまでも、キーワード学習を進めたいなと思いました。


次にガッカリした点

表紙に「2019年度からの新試験制度に対応!」とババーン!と書いてあって、最も期待していたポイントでした。

しかし、肝心の内容は2019年度の試験の概要に関する記載があった以外、新試験制度に特化した内容は無かった認識です。。

現時点で一度も実施されていない新試験の対策について、どこまで踏み込んだ内容になるのか、確かに一抹の不安はあったけれど。。。
新試験制度の概要なんて日本技術士会のHPに掲載されてますからね。。。

著者のこれまでの指導経験・知見に基づき、「新試験制度がこう変わるから、こういう問題の出題が予想される。したがって、こういった対策を進めるべき」といった内容が欲しかったんだけどなぁ。。。


もう1つ期待していたのが「三分割展開法」なる必勝法。
しかし、僕の理解力が乏しいのか、結局よくわかりませんでした。。。

説明の中で、起承転結の話が出たり(え? 4分割??)、具体例(?)では箇条書きの項目が5つあったり(3の数字はいったいどこへ?!)、何をどのように三分割するのかサッパリ理解できなかったです。

具体例がもっと多く掲載されていれば、もう少し理解ができたかもしれないけれど。。。
もっと詳細な内容を知りたければセミナーを受講してね、ということか。。


以上、期待が高かった分、酷評してしまいましたが、キーワード学習の必要性を認識できたのは収穫でした。
その部分については参考にしつつ、自分なりの学習法を試行錯誤しながら確立していきたいと思います。。

2018年12月1日土曜日

[一次適性/基礎]製造物責任法(PL法)その2

作成:2018年12月01日
前回、PL法の要点を整理しました。
今回はいくつか過去問を見ていきたいと思います。

まずは基礎科目(設計・計画)から。
基礎科目では簡単な穴埋め問題が出題されています。

僕が把握しているだけでも、平成30年度、平成27年度、平成25年度、平成20年度と、かなりの頻出です。

今年(平成30年度)出題されたから、来年(平成31年度)は無いだろう…と打算的に考えても仕方ありません。基本問題なので押さえておきましょう。

【出典:平成30年度技術士第一次試験〔基礎科目〕I-1-2】
※この他、平成27年度、平成25年度、平成20年度で同様の問題が出題

製造物責任法は、( ア )の( イ )により人の生命、身体又は財産に係る被害が生じた場合における製造業者等の損害賠償の責任について定めることにより、( ウ )の保護を図り、もって国民生活の安定向上と国民経済の健全な発展に寄与することを目的とする。
製造物責任法において( ア )とは、製造又は加工された動産をいう。また、( イ )とは、当該製造物の特性、その通常予見される使用形態、その製造業者等が当該製造物を引き渡した時期その他の当該製造物に係る事情を考慮して、当該製造物が通常有すべき( エ )を欠いていることをいう。

実際は選択肢がありますが、省略しています。
二次試験の論文を見据え、選択肢がなくてもスラスラと答えられるようにしておきたいと思う今日この頃です。

解答: ア 製造物、イ 欠陥、ウ 被害者、エ 安全性


続いて適性科目から。
平成30年度の出題です。僕は見事に間違えました(汗)。

【出典:平成30年度技術士第一次試験〔適性科目〕II-9】

(問題文、選択肢省略)
次の記述のうち、不適切なものの数はどれか。
  1. 製造物責任法には,製品自体が有している特性上の欠陥のほかに,通常予見される使用形態での欠陥も含まれる。 このため製品メーカーは、メーカーが意図した正常使用条件と予見可能な誤使用における安全性の確保が必要である。
  2. 製造物責任法では,製造業者が引渡したときの科学又は技術に関する知見によっては,当該製造物に欠陥があることを認識できなかった場合でも製造物責任者として責任がある。
  3. 製造物の欠陥は,一般に製造業者や販売業者等の故意若しくは過失によって生じる。この法律が制定されたことによって,被害者はその故意若しくは過失を立証すれば,損害賠償を求めることができるようになり,被害者救済の道が広がった。
  4. 製造物責任法では,テレビを使っていたところ,突然発火し,家屋に多大な損害が及んだ場合,製品の購入から10年を過ぎても,被害者は欠陥の存在を証明ができれば,製造業者等へ損害の賠償を求めることができる。
  5. この法律は製造物に関するものであるから,製造業者がその責任を問われる。他の製造業者に製造を委託して自社の製品としている,いわゆるOEM製品とした業者も含まれる。しかし輸入業者は,この法律の対象外である。
  6. この法律でいう「欠陥」というのは,当該製造物に関するいろいろな事情(判断要素)を総合的に考慮して,製造物が通常有すべき安全性を欠いていることをいう。このため安全性にかかわらないような品質上の不具合は,この法律の賠償責任の根拠とされる欠陥には当たらない。

  1. 記載のとおり、正しいです
  2. PL法では、引き渡した時期における科学または技術に関する知見は、欠陥かどうかを判断する考慮対象となるため、記載は誤りです。
  3. PL法制定前は被害者が製造業者等の故意もしくは過失を立証する必要がありましたが、PL法により欠陥を証明するだけでOKとなりました。ということで、記載は誤りです。
  4. 製品の購入(引き渡し時)から10年を過ぎれば時効となり、PL法に基づく損害賠償請求はできなくなります。記載は誤りです。
  5. 輸入業者も含まれるので、記載は誤りです。一見引っかかりそうなりますが(僕だけ?)、注意しましょう。
  6. 記載のとおり、正しいです。

よって、不適切な記述の数は、2, 3, 4, 5の4個となります。